コラム 中古住宅も実家も、外まわりで印象が変わる。庭も駐車場も玄関もリノベ
2026年11月05日更新

不動産サイトで売り出し中の中古住宅を探していると
立地や広さ、間取りも申し分なく気に入ったのに
外観が少し古びて見える家に出会うことがあります。
実家を直して住もうと考えている方は
背の高い生垣やブロック塀、立派な門扉が
子どもの頃から変わっておらず
昔ながらの家に感じるかもしれません。
庭はあっても車を停める場所は狭く
我が家のワンボックスカーでは駐車がストレスと感じる。
草取りや剪定は続けているのに
庭でゆっくり過ごした記憶はあまりない。
そういう家が日本中に、沢山残っています。
利用しなくなった和室や寒い浴室や使いづらいキッチンと
同じように、外まわりも今の暮らしに合わせませんか?
今回は「オープン外構」の考え方と
星のリノベーションの施工事例をもとに
家の印象や敷地の使い方を見直すアイデアをお伝えします。
オープン外構とは。塀や門扉で囲わない外まわり
オープン外構は、道路側を門扉や高い塀で囲わず
開放的にした外まわりのことです。
玄関までの通路や駐車場を舗装や背の低い植栽で雰囲気を変え
道路から建物や庭が見え、外観も目に入りやすくなります。
このデザインは日本では1990年代ごろから広がりました。
ガーデニングの流行やエクステリアへの意識の変化に加えて
限られた敷地を有効に使いたい
車を複数台停めたいといった事情が背景にあります。
近年建てられた新築住宅では
オープン外構が一般的になってきましたが
外構プランが後回しになるケースもあり
手つかずの外構で暮らしが始まっているケースも目にします。
時代によって住まいの形もトレンドも変わりますが
ご家庭によって生活様式も時代によって変化します。
家を建てた頃は車が1台で足りていても
今は夫婦それぞれに車を所有していたり
子どもの自転車が増えたりします。
庭の手入れにかけられる時間も、昔とは同じとは限りません。
門まわりや駐車場、庭の形や役割を見直せば
今の家族が使いやすい形に近づけられます。
オープン外構とは言え、全てをオープンにする必要もなく
洗濯物干しスペースや浴室付近など人目が気になる場所には
目隠しを行い、防犯対策、プライバシーの確保を行います。
間取りや周囲の環境とあわせて決めていきます。
門まわりと庭を見直す
エクステリアの中心となる門扉や塀、庭木は
建物と同じくらい家の印象を左右します。
外壁の材質やカラーをどうするか考えるときは
外構とのバランスを考えると、判断の幅が広がります。
星のリノベーションが手がけたN様邸では
駐車場が狭くて車を停めにくいことが悩みでした。
植栽、門扉、花壇を撤去し、庭の約3分の2を
駐車スペースに変更しています。
門まわりの配置を変えたことで
以前より広く使えるようになりました。

既存のアルミデッキに新しいウッドデッキをつなぎ
庭に遊べる面積を広げました。
デッキが広くなったので
お孫さんはプールを気軽に出して遊べますし
大人は隣でゆっくりバーベキューを楽しめます。
庭のアクセントとして残したシンボルツリーの紅葉は
位置を少しずらして植え直しました。
デッキから眺めやすい場所に収まり
四季の移ろいを楽しめる庭になっています。
新設した外水栓のおかげで、散水も楽になりました。
駐車スペースを広げながら、家族で過ごす庭もきちんと残す。
敷地の広さは変えずに配置を見直すだけで
使われていなかった場所が
暮らしに役立つ空間に変わりました。
中古住宅や実家の庭を一度確認してみて
「この木は残したい」
「この花壇の場所に車が入れば」
といった理想の空間をイメージしてみると
過ごしやすい理想の暮らし方が描けます。
駐車スペースに必要な広さ
駐車場を確保する場合どれくらいの広さが要るのでしょうか。
車1台分の目安は幅2.5m×奥行5mですが
これは前面道路の幅が6mある場合の標準的な数字です。
車種や道路の幅、駐車する向きによって
必要な広さは変わります。
もう一つ考えておきたいのが、停めたあとの動きです。
ドアを開けてチャイルドシートに子どもを乗せる
買い物袋を両手に持って降りる
トランクからベビーカーを出す。
こうした場面では、車体が収まるだけの広さでは足りません。
同じ車でも、駐車スペースの幅が2.5mか3mかで
左右に残る空間は違いますし
隣に壁や車があるかどうかでも
ドアの開けやすさは変わります。
停めたまま荷物を両脇に抱え、車に接触せずに
玄関まで歩けるか、駐車してても自転車を出せるかといった
各ご家庭によって違う、普段の生活の動きから考えると
必要な広さが変わってきます。

諫早市のF様邸では、止めにくかった駐車場問題を
倉庫と庭を駐車場に拡張し解決しました。
現在の駐車場だけに目を向けるのではなく
お庭や、エントランスなど敷地全体を考える
ゾーニングにより、現状の確認と、問題点を洗い出し
理想の空間を考える事から始めます。

駐車場だけではもったいない
エクステリアにゆとりができたら、そこで何をしたいか。
駐車場は車だけのスペースではありません。
空いたスペースに小さなテーブルと椅子を出せます。
休日には作業台を置いて趣味やDIYの作業スペースになります。
外水栓を近くに配置すれば、汚れや塗れる心配をせずに
キャンプ用品や子どもの運動靴を洗う場所にもなります。
車がない時間に使う場所と、停めていても使える場所。
両方を考えておくと、敷地を存分に活用できます。
自転車置き場や屋外の収納スペースは
車を移動せずに出し入れできる位置だと便利です。
利便性だけでなく見た目にもこだわると屋外スペースが
自慢の空間、帰宅時に安心するスペースになります。
玄関へ向かう通路だけ舗装の色や素材を変えたり
玄関ドアや窓枠に合わせて外まわりの色を選ぶ
といったアイデアも活かすことができます。
手入れが負担になっている庭
草取り、枝の剪定、落ち葉集め。
庭に出るのがいつも手入れのためなら
リノベーションを機に庭の広さやつくりを
見直す機会には打ってつけです。
生垣の一部を撤去して、明るく開放感ある玄関アプローチに。
毎回の草取りが大きな負担となる場所は舗装し
ガーデニングスペースは小さな花壇にまとめる。
植栽の量と配置を変えれば、緑を楽しみながら
日常の手入れの範囲と時間を減らせます。
塀や門扉をなくした、開放的な庭の方が管理が楽になる
というわけではありません。
土のまま残す場所と舗装する場所を分け
水はけや掃除のしやすさまで考えておく必要があります。
休日のたびに庭仕事に追われるのではなく
花を眺めたり、外でひと息ついたりする時間へ。
残したい緑と、負担になっているお庭のお手入れは
分けて考えると理想のエクステリア空間に計画できます。
開放感と、落ち着ける場所
外まわりが広く使えるようになっても
通りからの視線が気になってカーテンを閉めたままでは
せっかくの外構計画も台無しです。
駐車場や玄関への通路は開放的に
リビングの前や庭で腰を下ろす場所には目隠しを。
お部屋の向きや、窓の面積、そして間取りと屋外の関係性を
場所ごとに考えると、外の使いやすさと室内の過ごしやすさを
両立することができます。
オープン過ぎず、閉鎖的にならず、バランスが重要です。
大村市のN様邸では、庭の植栽を撤去して
ウッドデッキと目隠しフェンスを設置しました。
周囲の視線や西日を考慮して
フェンスと屋根の間隔も調整しています。
目隠しは室内からの見え方も重要なので
ソファに座ったとき、食卓についたときなど
普段過ごす位置から確認すると
必要な高さや範囲を計算できます。
小さなお子さんやペットが遊ぶ場所は
道路に出ないようフェンスや門扉で区切る方法もあります。
敷地全体を開放することにこだわらず
家族が楽しく、安心して過ごせる空間に整えましょう。

今の外観だけで決める前に
気になる中古住宅も、住み続けたいご実家も
現在の見た目や庭の使いにくさだけで
良し悪しを判断するのは早いかもしれません。
門まわりを開く、駐車場を広げる、庭の手入れを減らす。
外まわりを見直すと、家の第一印象も日々の暮らし方も
自分たちの理想の空間に変わります。
星のリノベーションでは
室内の間取りや設備から庭・門まわり・駐車場まで
住まい全体のリノベーションに対応しています。
「この家で、こんな暮らしができたら」という思いの丈を
色々とお伝えください。
建物や敷地の状態、ご予算を踏まえて
残したいものや活かしたい設備と空間を大切にしながら
今のご家族に合う住まいをご提案します。

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