コラム 見えない壁の中に潜む“劣化”の恐怖。梅雨・台風前に考える、住まいのリスク対策
2025年05月16日更新
梅雨入り、そして台風シーズンへ。見えない壁の中で、静かに進行する「住まいのリスク」

5月も半ばを過ぎ、じわりと湿度を感じる日が増えてきました。
まもなく訪れる6月、梅雨の到来とともに
雨の多い季節がやってきます。
気象庁や国土交通省の資料によれば
近年は「線状降水帯」や「災害級の集中豪雨」が頻発し
1時間に50mm以上の激しい雨が全国各地で観測されています。
こうした豪雨は、目に見える被害だけでなく
住宅の内部に静かに進行する“見えない劣化”を
引き起こす原因にもなっているのです。
実は進行しているかもしれない「壁の中の劣化」
あなたの家の壁の中、見たことはありますか?
普段の暮らしでは見えることのない「壁の中」や「床下」。
そこに住まいの寿命を左右する重大なリスクが潜んでいます。
劣化は“外からは見えない場所”で進行する
外壁にヒビもなければ、雨漏りも起きていない。
一見、何の問題もなさそうに見える家でも、壁の内部では
劣化が静かに進行していることが少なくありません。
特に多いのが、以下のような
「気づきにくい劣化パターン」です。
◆外壁の小さなひび割れやシーリングの劣化
◆浸入した雨水が、壁の中で断熱材や木材を濡らしている
◆換気が機能していない壁内で、湿気がこもりカビが発生
◆長年の結露や雨水の染み込みによって、柱や土台が腐食

こうした劣化は、外から見える兆候がほとんどなく
住人自身が異変に気づくのは
「壁にカビが浮いてきた」
「床がふわふわする」といった
末期の段階になってからのことが多いのです。
劣化が呼び込む、さらなるリスク
見えない壁内の劣化は、それ自体が問題なのはもちろんですが
そこから派生的な住宅トラブルを引き起こすのが厄介な点です。
①断熱材が濡れることで、家全体の断熱性能が大幅に低下
夏の熱気・冬の冷気が室内に伝わりやすくなり、冷暖房費も増加
②木材の腐食や湿気が、シロアリの繁殖を助長
梅雨や夏は、壁内の湿気がシロアリにとって最適な環境に
③構造材の腐朽が進むと、耐震性にも悪影響
災害時に倒壊リスクが増し、安心して住める家ではなくなる
こうしたリスクを“外からの見た目”だけで
察知するのは困難です。
だからこそ、定期的な点検と
必要に応じたリノベーションで未然に防ぐことが
これからの家づくりに求められています。
台風・集中豪雨・線状降水帯—「激しい雨」が住宅に与える衝撃
毎年のようにニュースで耳にするようになった言葉が
「線状降水帯」です。
2023年には九州北部を中心に、記録的な大雨をもたらしました。
2022年には台風が上陸、2021年には大雨による死傷者も発生。
さらに短時間に集中的に降り注ぐ豪雨が日常化してきている今
住宅はこれまで以上のダメージにさらされています。
梅雨〜台風期は、シロアリにとって“最高の環境”
湿度が高く、気温も安定して上昇する梅雨から夏にかけては
シロアリの活動が最も活発になる時期です。
特に、壁の中に湿気がこもっていたり
濡れた断熱材・床材がある家は
シロアリにとって「エサも水分も豊富な快適空間」。
しかも暗く、人の目が届かない場所であり
まさに繁殖にうってつけの条件が揃っているのです。
シロアリの怖さは柱や土台が空洞化し
家の構造そのものが脆くなる危険性があります。

気象変化は「家の劣化スピード」を早める
国土交通省の白書によると、日本では過去数十年間で
▶1時間降水量50mm以上の“短時間強雨”が約1.5倍に増加
▶年間降水量そのものは横ばいでも、「短期間集中型」にシフト
していることが示されています。
つまり、長時間じわじわ濡れるのではなく
“一気に強く濡れる”リスクが高まっているということ。
この気象傾向は、住宅の防水・排水設計が
過去の想定に基づいている場合には特に大きな脅威になります。
“気づいた時には遅い”からこそ、今すべき「点検」と「対応」
「雨漏りしていないから大丈夫」
「築20年くらいならまだ平気」
そんなふうに思っていても、壁の中で進んでいる劣化は
ある日突然“目に見える被害”として現れます。
◆ 壁にカビが浮いてきた
◆ 床がふわっと沈む
◆ クロスが波打つように膨らんできた
◆ 室内が妙にジメジメする
◆ 家の一角で羽アリを見かけた…
これらはすでに壁の中で何かが起きているかもしれません。
点検こそが「住まいの健康診断」
私たちは健康診断や人間ドックを通じて
自覚症状のないリスクを早期発見します。
それと同じように、住まいにも定期的な点検が必要です。
▶目に見えないところまでプロが調査
▶住宅診断(インスペクション)で構造の状態を把握
▶劣化の進行状況に応じて適切な対処
点検結果をもとに最適なプランを立てることで
今住んでいる家を、これからも安心して住み続けられる家へと
再生することが可能になります。
だからこそ、「今」点検を。
梅雨・台風シーズンの前こそが
住まいを見直す絶好のタイミング。
星のリノベーションでは
住まいの健康状態を“見える化”する
住宅診断(インスペクション)や
壁内の断熱・耐震補強工事、シロアリ対策に対応しています。
私たちが手がけてきたリノベーション現場の多くで
解体作業を進める中でよく耳にするのが
「こんなに傷んでいたなんて…」
というお客様の驚きの声です。
それは、表面からは決して分からない
建物の内部に潜む構造材の腐食
断熱材の劣化、給排水管のサビ
電気配線の老朽化といった問題が
実際に壁や床を剥がしてみることで
初めて明らかになるからです。
住まいを守るために、“まずは知る”という選択を
◎築20年以上のお住まい
◎雨漏りはないけれど、湿気やカビが気になる
◎床下や壁の中を一度も点検したことがない
◎シロアリ予防をしばらくしていない
◎夏暑く、冬寒いことに悩んでいる
これらに一つでも心当たりがあれば
住まいの点検を強くおすすめします。
星のリノベーションが、あなたの家を「これからも安心できる家」へ
星のリノベーションでは
「性能も、暮らしやすさも、安心も備えた住まい」
へと再生するリノベーションを手がけています。
施工事例ページでは今回ご紹介したような
「見えない劣化」への対応事例も多数掲載中です。
長崎県諫早市・大村市を中心に、地域の気候や
土地柄を熟知したスタッフが
お住まいの状態に合わせた最適なご提案をいたします。
梅雨前・台風前の今がベストタイミング!
まずはお気軽に、無料のご相談・点検をご利用ください。
住まいの不安を“見える安心”に変えるお手伝いをいたします。
お気軽にお問い合わせください。


【ショールーム】
長崎県諫早市幸町49-46
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