コラム 大型台風に備える
2024年08月29日更新
大型台風接近中最大級の警戒を
非常に強い大型台風が長崎に接近しています。
本日29日中と明日にかけ、大雨と強い風が予想されます。
台風の中心地が諫早市上空に迫る予想もされており
十分な雨と風の対策が必要です。
既に九州南部では被害も報告されており
最大級の警戒を行ってください。
特に台風による強風や大雨は
住宅に大きな被害をもたらす可能性があります。
危機が迫ると台風対策を意識しますが
今後も発生する台風対策方法について
詳しくご紹介します。
1. 台風に備える
台風が日本に接近するたびに
風水害による住宅被害のニュースが後を絶ちません。
特に古い住宅やメンテナンスが行われていない家では
雨漏りや窓ガラスの破損、屋根の剥がれなど
さまざまな被害が発生するリスクが高くなります。
住宅の耐風性能や防水性能の向上や強化は
台風被害を軽減するために非常に重要です。
2. 住宅の台風対策具体例
●屋根の補強
屋根は台風の強風に最も影響を受けやすい部分です。
瓦屋根の場合、瓦のズレや飛散を防ぐために
固定金具の強化が必要です。
スレート屋根や金属屋根の場合も、劣化した部分の補修や
固定ネジの増設などの補強が求められます。
●外壁の防水対策
外壁のひび割れや劣化したシーリング材から雨水が侵入すると
建物内部に水が染み込む恐れがあります。
防水性能の高い外壁にリノベーションしたり
シーリングの打ち直しを行ったりすることで
雨水の侵入を防ぐことが重要です。
壁面内部に雨水が侵入するとカビやシロアリの発生があり
木材の腐食による劣化が進行してしまいます。
●窓ガラスの飛散防止
台風時には、飛来物による窓ガラスの破損が懸念されます。
窓ガラスは、強化ガラスや複層ガラスへの交換や内窓など
断熱効果だけでなく、窓の強化も担っているので
補助金が活用できる今がチャンスです。
●雨戸やシャッターの設置
雨戸やシャッターは、窓ガラスを保護し
飛来物の衝突から守るために非常に有効です。
台風の影響を受けやすい長崎では手動の雨戸や
電動シャッターを設置することで
安心して窓や住まいを守ることができます。
強風下では様々なものが飛来し、高速で飛んできます。
瓦や折れた枝、傘など窓を破る映像がテレビで放送されてますが
そんな時こそシャッターや雨戸の出番です。
●浸水対策
大雨による浸水被害を防ぐためには
床下や基礎部分の防水対策が必要です。
防水シートの設置や排水機能の整備
場合によっては基礎の嵩上げなどの対策が考えられます。
また、排水口の清掃や排水溝の整備も忘れずに行いましょう。
3. 台風接近時に行うべき具体的な対策
台風が接近している場合、以下の点を確認し
風が強くなる前に早めの対策と準備を行いましょう。
◆雨戸やシャッターを閉める
窓ガラスを保護するために、すべての雨戸や
シャッターをしっかりと閉めましょう。
もし、雨戸やシャッターがない場合は
厚手のカーテンを閉めることで
万が一ガラスが割れた際の飛散を防ぐことができます。
◆外の飛ばされやすい物を片付ける
庭やバルコニーに置いてある鉢植えやガーデンファニチャーや
バケツや自転車など、風で飛ばされる可能性のある物は
家の中に移動させるかしっかりと固定しましょう。
◆排水口や排水溝の清掃
雨水がスムーズに排水されるよう
排水口や排水溝に溜まったゴミや落ち葉を取り除きます。
これにより、浸水や雨漏りのリスクを軽減することができます。
◆非常用持ち出し袋の準備
停電や断水に備えて、懐中電灯、携帯電話の充電や飲料水
非常食などを揃えた非常用持ち出し袋を用意しましょう。
また、万が一避難が必要な場合に備えて
最寄りの避難所の場所を確認しておくことも重要です。
◆車のガソリンを満タンにしておく
台風が接近する際は、車のガソリンを
満タンにしておくことをお勧めします。
停電によるガソリンスタンドの閉鎖や
避難が必要な場合に備えるためです。
4. 台風対策された住宅の効果と社会的意義
リノベーションによる台風対策は
単に自宅を守るだけでなく、地域全体の安全にも寄与します。
防災意識を高め、建物の耐風・防水性能を向上させることで
台風被害の軽減や避難所の混雑緩和につながります。
また、適切なリノベーションは
住宅の資産価値を維持・向上させる効果もあります。
星のリノベーションでは、地域の皆様に
安心して暮らしていただけるよう
住まいの台風対策や防災・減災のご提案を行っています。
地球温暖化の影響によるゲリラ豪雨や線状降水帯の発生や
被害が大きくなる台風対策の為にも
ぜひ一度、住宅の状態を点検し、効果的で安心して暮らせる
災害に強い家を検討されてください。
台風が接近する際には、まず安全第一を心がけてください。
無理な外出を避け、最新の気象情報に注意を払いましょう。
「今は風が収まっているから大丈夫」と思っていても
風は徐々に強くなるという訳でなく
突然防風に豹変することがあるので細心の注意が必要です。
また、避難指示が発令された場合は
周囲が無事な場合は速やかに避難してください。
既に、雨風が激しく危険な場合は自宅内の安全な場所を確認し
無理な外出は避けてください。
突風による転倒や飛来物による負傷の恐れがあります。
【ショールーム】
長崎県諫早市幸町49-46
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